神経ブロック
神経ブロックは、痛みが発生している神経やその近くに局所麻酔薬や炎症を抑える薬を注入する治療法です。
神経ブロックは、痛みを一時的に麻痺させるのではなく、神経のコンディションを改善させ、血行を促進することによって、痛みの改善・炎症の改善・神経機能の回復が可能な治療法です。
当院の神経ブロック治療の特徴
- X線透視装置や、超音波画像診断装置を用いた安全性と確実性が治療を行っています。
- 大学病院で培った豊富な経験と知識と技術を生かした最先端の治療を行っています。
- 注射の痛みが少ないように最大限配慮しています。
神経ブロックの種類
01硬膜外ブロック
脊髄神経の近く(硬膜外腔)に局所麻酔薬を注入する治療法です。
当院で、最も適応されている神経ブロックです。
神経の痛み、薬が効きにくい痛み、広範囲の痛み、強い痛み
椎間板ヘルニア、帯状疱疹、脊柱管狭窄症など
1-2分、治療後は1時間程度のベッド上安静が必要です。
※当院では、X線透視装置を併用して、安全性と確実性が高い治療を行っています。
02星状神経節ブロック
頭・首・肩・手の血行を悪化させている交感神経の働きを抑えることで、血行改善効果を得ることができます。
神経の痛み、筋肉の痛み、温めると改善を認める痛み
頚椎症、頚椎椎間板ヘルニア、寝違え、頭痛、三叉神経痛など
5秒程度、治療後は30分のベッド上安静が必要です。
※当院では、超音波画像診断装置を併用して、安全性と確実性が高い治療を行っています。
03肩の神経ブロック
痛みに対しては、筋膜リリース、肩甲上神経ブロック、肩峰下滑液包ブロックを行っています。可動域制限が高度な肩の痛みに対しては、非観血的授動術(サイレントマニュピュレーション)を適応しています。
※当院では、超音波画像診断装置を併用して、安全性と確実性が高い治療を行っています。
04トリガーポイントブロック
筋肉のこわばりが強い部位に、局所麻酔薬を注入し、筋肉の痛みをとる治療法です。
1カ所の注入で、直径3-4㎝の範囲の筋肉痛を改善することが可能です。
05その他
神経根ブロック、椎間関節ブロック、腕神経叢ブロック、関節ブロック、三叉神経ブロック(末梢枝)などの治療が、当院で施行しています。